2019年8月15日(木)より、配達パートナーを対象に従来よりも効率的に報酬が獲得できる「ピーク料金」制度が大阪府、神奈川県、兵庫県で導入されました。
そしてこの度、2019年12月12日(木)より「ピーク料金」制度が日本国内の全てのサービスエリアで導入されることがUber Eats(ウーバーイーツ)より発表されました。
「ピーク料金」とは?
ざっと見た感想では、より臨機応変に変動する「第二のブースト」といった感じです。
今までの配達パートナーの1案件での報酬体系は「配送基本料+ブースト+クエスト」が基本形だったのですが、これに「ピーク料金」が加わるかたちとなります。
※「ピーク料金」以外の報酬体系に関する詳細は以下の記事で解説していますのでよかったら参考にしてください。
「ピーク料金」の特徴
「ピーク料金」制度の特徴は以下の3点です。
- ヒートマップで表示される
- 需要の高いエリアで発生する
- 高い方のピーク料金が適用される
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ヒートマップで表示される
ピーク料金のエリアは「色」と「金額」で表示されます。(上記画像では倍率で表示されていますが実際には金額で表示されています。)
赤い色が濃いところほど需要が高いエリアとなり、色の濃さと比例して報酬も高くなるようです。
需要の高いエリアで発生する
ピーク料金はリアルタイムで変動し、その時間帯の需要の高いエリアで発生します。
ただし、ピーク料金が発生していないエリアの注文が全く無いということではなく、そのエリア内で稼働している配達パートナーと配達リクエストの件数のバランスが取れている状態などでは発生しないとのことです。
要は「配達パートナーが足りていないエリアほどピーク料金が発生しやすいよ」ということですね。
高い方のピーク料金が適用される
配達リクエストを受けた地点とピック先レストランの場所のうち、高い方のピーク料金が適用されます。
例えば、ピーク料金が200円のエリア内で配達リクエストを受け、ピック先レストラン周辺のピーク料金が100円の場合、高い方の金額(200円)が支払われます。
ドロップ先は関係ないとのことです。
感想
ピーク料金の導入により1案件に対する報酬の増加が見込まれますね、嬉しいです!
リアルタイムでどのエリアが配達リクエストが来やすいかが分かるようになったため、上手いことやれば本当に効率よく稼げそうです。
ただし、ピーク料金導入のお知らせに「ピーク料金の導入により、ブーストの倍率およびインセンティブの金額が変更となる場合があります。」という記載がありました。
今後クエストなどの金額が減額され、結果的にピーク料金が発生するエリアに移動しないと報酬が稼げないといった状況もあり得るなと感じました。
というのも、過去(2019年6月)に配送基本料が増額されブースト倍率が低くなる配送料改定が行われた際、Uber Eatsからは「1案件で受け取る報酬の変動が減り、安定した収入が見込まれる」との説明がありました。
しかし結果的には1案件で受け取る報酬はほぼ減額といった状況になっています。
そのため今回のピーク料金制度導入についても、例えば同じエリアで待機するスタイルの配達パートナーさんの総報酬が結果的には減額…ということは起きてほしくないです。
個人的には、従来よりももっとフレキシブルに配達パートナーを移動させたいというUber Eats側の思惑も少し感じました。
いずれにせよ僕の稼働するエリアではまだピーク料金の導入がされていないので、早く体験してみたいです!
攻略するって感じでゲーム性が高まった気がする
2020年4月追記
あれから数ヶ月が経過しましたが、懸念していたことが発生しています。
2020年4月現在、結局はブーストの倍率低下はおろかブースト自体ががほぼ発生しなくなりピーク料金のみが発生する事態となりました。(名古屋エリアの場合)
そのため、配達パートナーはピーク料金が発生しているエリアに移動しなければ基本配送料のみの報酬となることが非常に増えました。
Uber Eatsの配達パートナーに対する新制度は、時間をかけて改悪となることがほとんどのようです。